ライフスタイルマガジン

vol.357

#コラム

SAIKURU Vol.172 「日々にメリハリをもたらす ガレージハウスという選択」

TOPページWEBMAGAZINE SAIKURUSAIKURU Vol.172 「日々にメリハリをもたらす ガレージハウスという選択」

SAI建築社が提案する
暮らしと住まいの新しいサイクル
と題して定期的にお届けしている
WEBマガジン「SAIKURU」

2023年4月よりWEBマガジンとして
リニューアルいたしました。

ぜひご一読下さいませ。

 

日々にメリハリをもたらす
ガレージハウスという選択

 

Case 172
【大分県・日田市】2021.8月完成

大分県日田市といえば県外にも広く知られる水郷。市内の中央を流れる三隈川がその象徴です。日田の周囲は阿蘇、くじゅうの山々、そして英彦山といった雄大な山々に囲まれていて、これらの山系がもたらす豊富な水が三隈川へと流れ、界隈へかけがえのない潤いをもたらしています。

今回はこの日田で暮らすHさんご夫妻のイエを訪れました。元々、ご夫婦ともに日田の出身。ご結婚を機に、将来を見据えて日田市内にイエを建てることを決められました。

Hさんは根っからの車、バイク好き。イエを建てるなら、趣味の車、バイクをとことん楽しめるようにしたかったと言います。選ばれたのは、パッケージプランで永らく根強い人気を博していたガレージハウスです。この日はご主人がご不在のため、奥様にご主人の思いの丈まで語っていただきました。
 

 

 

趣味をとことん
楽しむためのイエ

──家づくりのきっかけを教えてください

私も夫も地元はこの日田市なんです。私はずっと日田で暮らしていて、夫のほうは結婚前、福岡の太宰府のマンションで暮らしていました。結婚を機にこの先、どうやって暮らしていこうかと考えた時、二人の両親も日田に暮らしていますし、それなら拠点を日田にしようという話になりました。

イエが完成した今も仕事のベースは福岡なので、早朝4時に起きて出掛けています。その点では毎日、苦労をかけています(苦笑)

──SAI建築社を選んだ決め手は?

夫がSAIさんの朝倉にあるモデルハウスの前をよく通っていたんです。それが記憶に残っていたみたいで、いざ、イエづくりを考えた時にやはり一番、気になる建築会社さんだったこともあり、一緒に見学させていただきました。

すっかりその時に気に入って、本命になりました。大きな買い物なので、念のため、ほかの建築会社さんもチェックはしましたが、夫の趣味が車やバイクということもあって、その趣味をとことん楽しめそうな「ガレージハウス」というコンセプトは、ほかのメーカーさんには無かったので、迷うことなくSAIさんになりましたね。

ただ、土地はいろいろと探しました。夫婦ともにそれなりに歳を重ねてきたので、老後のこともしっかり考えておきたいと思ったんです。

それで交通アクセスの良さに加え、徒歩圏内で日用品が買い物できる場所を探しました。土地探しにおいてもSAIさんにサポートいただき、土地が決まってからは、お金のことも含め、イエづくりの相談に乗ってもらいました。


──今回、選ばれたのはパッケージプランのガレージハウスタイプですね。

そうなんです。夫が本当にガレージハウスプランに惚れ込んでいて、インナーガレージのある暮らし自体に憧れがあったのはもちろん、テクノストラクチャーを取り入れたイエの構造にも安心感が持て、他にないという感じでしたね。

私たちの場合、2階部分を若干アレンジしてもらっています。夫婦それぞれの家族や知人が遊びに来てくれたときにちょっと泊まって帰れるようなゲストルーム、あとは1階にわざわざ降りなくて済むように2階にもトイレを追加してもらったんです。

特にトイレは作ってよかったですね。日々の中でのストレスが全然違ったと思います。ゲストルームもこのイエで暮らし始めて2年くらい経ちますが、何度も活用できました。一室、ゆとりがあると全然違いますね。




 

たった一つの窓が
暮らしの豊かさを変える


──LDKも好みに合わせてアレンジされてありますね。

基本的な間取りは変えていないんですが、天井を折り上げ、キッチンを折り下げにしてもらっています。夫の好みで叶えてもらったんですが、こちらも空間が広く感じられて大正解でしたね。

夫がその折り下げ、折り上げの部分に間接照明をつけているんですが、それもすごく良い感じで、空間がより立体的に感じられます。

あとは私の要望でキッチンにFIX窓を付けてもらいました。キッチンは明るくしたいなという思いがあって。窓が一つあるだけで、全然違いますね。

キッチンは使い勝手が良いように私の身長に合わせて高さを調整してもらっています。おかげでとても快適です。
 

キッチン上の釣り戸棚も収納が増えるので検討したんですが、今までの人生を振り返ってみて、意外と使ってこなかったなと分かって。

私がそんなに背が高いほうではないので、取り出すのが面倒臭くなって、結局、開かずの間になりそうだったので、最終的に取り付けませんでした。パントリーや台下収納もしっかり確保してあるので、結果的に全然、無くても大丈夫でした。
 

イエづくりを通してSAIさんにお願いしてよかったなと痛感するのは、アドバイスが的確という点でしょうか。

イエの全体的な色みを検討した際には、キッチンのグレーに合わせ、その横の壁紙を選んでいただきました。統一感ができて、今、見ても惚れ惚れしています。

 

──実際に暮らし始めてからの感想は。

とにかく収納が多くて助かっています。パントリー、キッチン周り、シューズクローゼットと、イエのあらゆる部分で収納のおかげですっきりした印象になっていますね。お掃除もラクです。

キッチンは収納が多いということもあって吊り戸棚を付けませんでした。そのため、キッチンに設けたはめ込み窓からの光がリビングにも十二分に届くんです。朝から明るいキッチンに立つとその日1日、テンションが上がりますね。


 

あとは断熱でしょうか。夏はまあ、ここが日田ということでとっても暑いので、ある程度はしょうがないのですが、2階のエアコンを付けると1階まで冷気が届く点に驚きました。

冬は逆に暖かいですし、とても快適です。空気の循環もよく、春秋は風がしっかり通って気持ち良いですね。


──2階にリビングがある生活にも慣れましたか。

そうですね。これまで一度も2階にリビングがあるイエで暮らしたことはなかったんですが、すごく気に入っています。1階よりも断然、外の光が入ってきますから、昼間は照明要らずです。

うちの場合は寝室が1階にあるんですが、朝、いきなり眩しいよりも、少し暗めくらいのほうが自然に目が覚めるので、今の間取りは理想的ですね。
 

あとはリビングの一角にハンモックを取り付けてもらったんです。これに乗って、ぶらんぶらんと、ゆっくりくつろぐ時間は最高ですね。2階にあるということもあって、揺られていると、とても解放感を感じます。
 



あとは夫が天井に自分で取り付けた間接照明も良い感じに馴染んでいて嬉しいですね。夜の雰囲気もすごくカッコよくて、毎日うっとりしています。
 

 

趣味の充実が
仕事の原動力に

──インナーガレージの使い勝手はどうでしょうか。

夫はものすごく気に入っているみたいですね。自分だけの別荘というか、小屋というか、そういう特別な場所になっているようです。

特に面積を広くしているわけではなく、これが標準の大きさなんですが、ちょうど軽自動車が2台、しっかり駐車できたんですよ。その上、夫の大切にしているバイクも置けていますから、本当に大満足です。
 



ガレージ奥には洗濯機を設置しているので、夫は車いじりが終わった後、汚れた洋服をその場で洗濯できるようになりました。ガレージで全てが完結するので、無駄がありませんよ。

ガレージができたことで、タイヤやオイルといった車関係のものが全て一箇所にまとめられたのもよかったですね。すごくすっきりしますし、作業の効率も良さそうです。

夫が以前、住んでいた太宰府に比べて、日田は自然が近くって。例えば阿蘇方面や九重方面にちょっと車やバイクを走らせると大自然が待っているので、ドライブやツーリングも充実しているみたいですね。

普段、通勤が本当に早朝からなので、苦労を掛けていますが、寝室からガレージの様子がすぐに見えるので、次の休みまでがんばるぞ、と思って出掛けているみたいです。お休みの日の趣味の時間が充実していると、生活にメリハリができているように思いますね。これからも夫婦でこのイエをもっと楽しんでいきたいです。


 

House Producer

新築事業部 営業
岡 真二郎

ご主人が車やバイクが趣味ということだったのでパッケージプランのガレージハウスをご提案いたしました。ライフスタイルにもピッタリで大変気に入っていただき、お二人の住まいに関するご要望もまとまっていたので、お打ち合わせはスムーズに進み、いつも笑顔のお打ち合わせだったのが印象に残っております。お引き渡し後も新しいお客様の見学などもご協力いただき本、当に感謝しております。

 

今回取材させていただいた
H様邸写真は
実例ギャラリーにてご覧いただけます。
こちらをタップ

 

前号 vol.171をご覧いただくには
こちらをタップ

 

フリーペーパー版「SAIKURU」は
WEBマガジンでさらに進化!!

 
いつも弊社発行のフリーペーパー「SAIKURU」をご覧いただき誠にありがとうございます。2009年春に創刊した「SAIKURU」2023年の春で丸14年となりました。

スマートフォンやタブレットなどの利用も増え、情報の取得方法の変化にあわせ、今後のフリ ーペーパー版「SAIKURU」は168号で発行を終了し、前号169号よりWEBマガジン「SAIKURU」として、弊社のホームページにて引き続き公開していきます。


WEBマガジン化にあわせ
SAI建築社の「LINE公式アカウント」を
公開いたしました。


WEBマガジン「SAIKURU」の発行のお知らせや、新しい施工写真などの公開のお知らせがすぐ皆様に届くよう、「LINE公式アカウント」も公開しました。ぜひご登録をよろしくお願いい たします。

友だち追加

 


お問い合わせは
こちらをタップ

株式会社SAI建築社
・フリーダイヤル:
 0120-313148
(サイサイシアワセ)
・Tel :092-874-7385
・Fax:092-874-7386

 

資料請求は
いつでも気軽に!
こちらをタップ

 

 

ヌードルライター山田がススメる
今月の一杯

三久【大分県・日田市】

 

日田やきそばの老舗は
自家製麺で魅せる

 

日田の名物グルメといえば、今では全国に知られる「日田やきそば」。一般的な焼きそばは鉄板の上で炒めて作られますが、日田やきそばの場合、文字通り麺を「焼く」ことによって仕上げます。

そのため、麺には焼き目がしっかりとついていて、麺のモチっとした食感に加え、カリッとした食感が合わさっています。このカリッとした感触が病みつきになるんです。



「三久(さんきゅう)」は、地元住民はもちろん、平日でも観光客まで訪れる人気店。開業から半世紀を迎える老舗で、「日田やきそば」提供店の代表格とされています。

店主は現在、2代目。元々、ラーメン専門店だったそうですが、今では焼きそば人気が定着し、お客の多くも焼きそばをオーダーしています。

最大の特徴は、なんといっても自家製の麺。しっかりと焼き上げることを前提にした太さ、そしてもっちり感の中にも確かなコシも備わっています。



個人的なおすすめは基本の焼きそばに生卵がトッピングされた一品。やや甘めなソースの、鉄板でジュワッと香ばしい匂いを備えた、いわゆる焼きそばらしい風味が卵のおかげでまろやかに。グンと奥行きがでますよ。



焼きそばと一緒にラーメン用のとんこつスープが提供される点も嬉しい限り。お腹に余裕があれば、ぜひご飯ものも一緒に食べてみてください。心地よい満腹感で、幸せな気分になれますよ。
 


 

【住所】大分県日田市亀山町1-1
【電話】0973-22-2545
【営業】11:00~19:00
【店休】火曜、他不定休あり
【P】あり

※コロナ禍で営業時間、定休日に変更がある場合があります
 


山田祐一郎(KIJI ヌードルライター)

1978年生まれ。2003年よりライターとしてのキャリアをスタート。現在は日本で唯一(本人調べ)のヌードルライターとして、雑誌、ウェブマガジン、書籍などの原稿執筆に携わる。毎日新聞での麺コラムつるつる道をゆく」をはじめ、連載多数。webマガジン「その一杯が食べたくて」は1日最高13,000アクセスを記録したことも。著書「うどんのはなし 福岡」「ヌードルライター秘蔵の一杯 福岡」。2017年スマホアプリ KIJI NOODLE SEARCHをリリース。未知なる麺との出会いを求め、近年では国内のみならず海外にも足を運ぶ。2019年より製麺所を営んでいた父の跡を継ぎ、「山田製麺」の代表に。執筆活動と並行し、製麺にも取り組む。

WEB MAGAZINE SAIKURU