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#コラム

SAIKURU Vol.162 WEB版「日、亜、西洋が溶け込むネオ・オリエンタル」

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SAI建築社が提案する
暮らしと住まいの新しいサイクル
と題して毎月お届けしている
フリーペーパー「SAIKURU」

今回は2022年9月に発行した
vol.162号のWEB版です。

ぜひご一読くださいませ。

 

日、亜、西洋が溶け込む
ネオ・オリエンタル

 

CASE.162
熊本県・熊本市
2022.3 完成

美術館のような空気も携えたLDK。テクノストラクチャーの構造を生かすことで、55畳の広さをダイナミックに演出できました。

 

テラスには、Kさんの務める会社の本社があるアメリカで惹かれたデザインを取り入れました。本気のBBQもお手の物。

 

 

主寝室はバリのような雰囲気に。ランプシェード、ベッドサイドのシェルフなど、一つひとつのセレクトに審美眼が光ります。

 

 

蒐集(しゅうしゅう)がもたらす
新旧のやわらかな融合

 

「元々持っている家具、インテリアに合うイエにしたかったんですよ」と振り返るKさん。Kさんは昔からアンティーク、ビンテージの家具、インテリアが好きで、コツコツとコレクションをしていました。当然ながら、そのコレクションの大半はいわゆる味わいが出た、古き良き時代の空気が息づくものばかり。「古いものに似合う、新築のイエ。なんだか妙なことを言っているみたいですよね。無理難題なリクエストだと思うのですが、それを快く受け入れてくれたのが、やっぱりSAI建築社さんだったんです」と笑顔を見せます。

実はKさんが以前暮らしていたのは、SAIが手掛けた福岡市内の分譲住宅でした。「あの出会いは忘れられませんね。分譲と聞いて見に行ったんですが、まさにコンセプトハウスのようでした。デザイン力の高さが滲み出ていて、何より自由さを感じたんです」。仕事の転勤に伴い、住まいを熊本に移すことになった際、最初はせっかくだから地元・熊本の工務店で建てようと考えたそうですが、「希望を伝えたところ、どこも『できませんね』とお断りされて。SAIさんに相談したところ、できますよと快諾いただけました。

SAIさんが得意とするテクノストラクチャーを取り入れたイエづくりだからこそ、私たち家族の希望が叶えられたんです」とKさんは嬉しそうに教えてくれました。こうしてKさん一家のイエづくりが動き出します。 現在、Kさん家族が暮らす住まいは熊本県熊本市の江津湖にほど近い閑静な住宅街にあります。その住まいは界隈において、一際、目立つ存在です。料亭を思わせる茅葺き屋根の門が佇み、その奥へと続く建物への期待を高めます。

ファサードにはあえて窓は設けず、一面に敷き詰められた石材とオレンジ色の光を灯すランプ、南国の空気を添える観葉植物がさらに奥に広がる内部への想像をかきたててくれます。ドアを開け放つと、その期待、想像を超える空間が待ち構えています。広々とした玄関で目を引くのは、足元に広がるペルシャ絨毯、そしてその絵柄に呼応するような、どこか民族的なイメージも伝わってくる壁紙です。優雅に置かれたトルソー、香炉がヨーロッパ的でもあり、どこかアジアをも感じさせます。

そして何より、和洋折衷、さらにアジアンテイストが織り混ざっていても、これらが同じ空間で共存している点に、Kさんのセンスが光ります。歩みを進め、リビングの扉を開けば、よりいっそうの驚きが待っていました。

 

木目が連なるキッチン周りの中で、無骨なアメリカ製の業務用冷蔵庫が空間のアクセント

 

 

LDK奥のスペースはビリヤード台を置いてもゆとりがあります。

 

 

室内の中でも、ひときわ多国籍の印象が強く、独創的な階段周り。

 

好ききを集める 丁寧に散りばめる

 

55畳という広大なLDKは、まさにKさんの世界観が凝縮した空間です。キッチン、階段横のシェルフには長年にかけて蒐集してきた古伊万里の器をディスプレイ。石材の床には玄関と同じく、ペルシャ絨毯を広げます。イタリアの大理石のテーブルを中心としたリビングにはヨーロッパの気配がありつつも、リビングの奥にはバーカウンターを備えたビリヤードスペースがあり、ここは一転してアメリカンな雰囲気。ぐるりとリビングを見渡せば、アジアンなデザインが施された階段とインドを彷彿とさせる壁紙によって、どこか上海、はたまた南国の色が添えられていました。

日本、アジア、そして西洋の良さが混沌と折り混ざり、「〜みたい」と一言では表現し得ない、Kさんだからこそ構築できたオリエンタルの世界観に仕上がっています。 「〝好き〟を集めたらこうなるわけではありません。どう見せるか。そのバランスにおいて、SAIさんの確かな技術と、寄り添う思い、卓越したセンスがあったからこそです。心から感謝しています」。

 

裏庭には起伏を設け、土地に表情をつくりました。シンボルツリーに取り付けたブランコは子供たちのお気に入り。

 

2階の様子。主寝室、子供部屋といったプライベート空間は2階にまとめ、暮らしにメリハリをつけています。

 

外観もモダンをベースに、要所にアンティークや和と洋が組みこまれています。

 

Owner's Voice

「私たち家族の好みを深く理解いただいた上でのイエづくりだったので、ストレスがゼロでした。無理なものには実現可能な具体的な提案、私たちでは考えが及ばない部分での的確かつセンス溢れる提案のおかげで、本当に理想的なイエになりました。これからイエを楽しみ尽くそうと思います」Kさまより

 

House Producer

Sai Design Architect
Chief Director
三池 剛士

Kさんご夫妻とのイエづくりはデザイン的にも人間的にも個性のぶつかり合いでしたね。その独創性を上手に組み合わせていく設計のプロセスでした。毎回の打ち合わせが情熱的でした。この空間で走り回る子供たち、ゆっくりとお酒を飲むご夫妻、Kさんの観笑が聞こえてきます。刺激的な建築を手掛けられたことを感謝いたします。ありがとうございました。

 

今回取材させていただいた
K様邸の写真はホームページの
実例ギャラリーでも紹介してます。
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SAI建築社が提案する
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フリーペーパー「SAIKURU」

毎月、二丈・朝倉のモデルハウスや
各地の分譲住宅や本社ショールームにて
配布中です。

配布後、このホームページでも
WEB版として定期的に掲載していく
予定です。ぜひお楽しみに。

前号 vol.161をご覧いただくには
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